欧米における車載電装品の物流なら、
アルプス物流
欧米の自動車・車載電装品業界には独自の物流スキームがあります。アルプス物流は、北米・欧州で長年にわたり自動車・車載電装品の物流に携わっており、数多くの実績とインフラがあります。ここではその強みをご紹介します。
北米や欧州の
車業界の
独自性に対応
欧米の自動車業界の
独自インフラ
北米・欧州における自動車・自動車部品のお客様の物流スキームは、他業界と大きく異なるものです。そうした業界特有の運用に、アルプス物流は両地域で磨いた知見・ノウハウと自動車メーカーとのEDI(電子データ交換)連携によって、きめ細やかにご対応できます。
たとえば、最終納品先である自動車メーカーに出荷情報を事前に通知するASNへの対応です。アルプス物流は独自開発の情報システムと納品先のお客様の情報システムと連動させるEDI連携を実現。入庫予定日や発注番号、ロットナンバーなど、お客様が求めている情報項目をカスタマイズして事前に通知できます。グローバル生産を展開する自動車業界のお客様の複雑な物流方式に適応した部材供給インフラをご提供します。
北米や欧州で自動車業界のビジネスを新たに開拓したいが、システムや納品仕様などに厳しさを感じているサプライヤーをアルプス物流が強力にサポートします。
自動車/車載電装品メーカーに対応できる倉庫機能
1.先入れ先出しの徹底
倉庫内の保管場所・入出庫履歴をシステムで制御、全自動の先入れ先出しをご提案します。
2.ロット管理・トレーサビリティ管理
ロット管理、トレーサビリティ管理も情報システムを通じて最適な形をご提案します。
3.納品ラベル代行(AIAG)
自動車工業規格に基づいたラベルを作成して発行できます。貼付対応も可能です。
4.インタフェース代行(ASN)
最終納品先のお客様への納品情報をインタフェースで対応できます。事前のデータ送信も代行が可能です。
北米を舞台にした、
車載電装品だけの
専用便
LAからアルプス物流専用の
混載便を毎日運行
アルプス物流は北米に6カ所の拠点を有しています。米国はロサンゼルスとテキサス州マッカレン、ダラス、メキシコはアメリカ国境に近いタマウリパス州レイノサと中央高原バヒオ地区のイラプアト、ケレタロです。これは米国南部やメキシコにシフトする自動車・車載電装品生産に重点を置いた配置です。
ロサンゼルスは海上貨物の物流ハブとして倉庫を構え、サンディエゴ・サンノゼを含むカリフォルニア内のミルクラン集配にも対応します。さらに、日本や中国、ASEANなどからロサンゼルスに海上コンテナで運ばれてきた貨物を仕分けてマッカレンの倉庫まで転送するトランスロードを実施。毎日、アルプス物流のお客様専用の定期混載便で運航しています。外国貿易地域FTZ(Foreign Trade Zone)であるマッカレンでは米国関税を回避しながら保税扱いのまま在庫保管し分割出荷を実現。そこからダラスやシカゴといった米国中西部への配送ルートと、通関と国境陸送を組み合わせた米墨ボーダー輸送でレイノサへの保税転送にも対応します。レイノサからは周辺の納品先への対応はもちろん、アジアや米国から保税で輸入した原材料・部材を使って顧客が生産した完成品を再度米国のセットメーカーに保税で再輸出することも可能です。さらに、イラプアトやケレタロといった拠点を経由し、メキシコの工業地帯への配送も対応可能です。
北米のサプライチェーン最適化にお悩みの企業に、アルプス物流は広範かつ柔軟なネットワークでお応えします。
アルプス物流の北米輸送ネットワーク
メキシコ・IMMEX制度にも対応
自動車メーカーや車載電装品サプライヤーの生産拠点が数多くあるメキシコ。「現地法人はないけど、メキシコのお客様の工場にVMI運用したい」。そうしたニーズをお持ちでしたら、アルプス物流にお任せください。私たちは非居住者運用を可能にするIMMEX制度に対応できる日系物流企業です。
簡単に流れをご説明します。海外や米国国内からの調達部品は一度、マッカレンのアルプス物流倉庫へ納品されます。ここで部品を集約し、メキシコへの輸出用インボイスを作成して輸出。メキシコでの一時輸入制度により、IVA(付加価値税)を留保された上でメキシコの部品倉庫へ搬入されます。さらに、バーチャル輸出により組み立て工場に保税転送し、完成品に。ここから再輸出を行い米国市場に供給されます。
非居住者在庫を実現するIMMEX制度を利用することは、物流の効率化につながります。ご検討される企業はアルプス物流にご相談ください。
メキシコのIMMEX制度の考え方
広域な欧州でも、
ニーズに合わせた
最適物流を
欧州20カ国以上に有する、
広範なネットワーク網
アルプス物流は、欧州においても、自動車・車載電装品に最適化されたネットワーク網を有しています。パートナー企業と連携し、西欧・北欧はロッテルダムからストックホルム、ダブリンまで、東欧はワルシャワ、プラハ、ブラチスラバ、ブカレストなど、欧州20カ国以上に70以上の拠点を展開。ドルトムントやフランクフルト、ブダペストなどの自社拠点には、アルプス物流の日本人スタッフが駐在し、お客様のご要望に対してきめ細やかな対応を実現します。
また、ASNやVDAラベルへの対応など、アルプス物流はこれまで欧州で培った実績・経験と独自開発の情報システムを駆使し、欧州の自動車業界の要求に対応します。
20カ国・70カ所以上の拠点を有するネットワーク
鉄道ルートはLCL(小口コンテナ輸送)もご用意
航空、海上、鉄道。アルプス物流は、そのすべてにおいて欧州内での輸送・輸出入でアレンジを加えたサービスを展開しています。たとえば、中欧鉄道輸送では、大口貨物のFCL(Full Container Load)だけでなく、複数の荷主で貨物を混載する小口貨物LCL(Less Than Container Load)が可能です。
中国からワルシャワまで鉄道輸送するなら、2つのルートがあります。一つは、天津市からロシア内陸部を横断し、モスクワ経由で行く北側のルートです。もう一つは、上海・深圳から中国内陸部を通り、カザフスタンからロシアに入る南側のルートです。どちらのルートもほぼ同じリードタイムになりますが、海上輸送よりも早く、航空輸送よりもコストを低減できます。
欧州という広範な地域でも、自社に適したサプライチェーンを構築したい。そうしたお客様はぜひアルプス物流にご相談ください。