ソリューション

保管サービス

挑んでいるのは、
他にはない保管品質の高み

アルプス物流は、部品物流の高度な知識や独自ノウハウを集約し、緻密な倉庫運用をご提供します。入庫から出庫まで効率的な運用を実現し、キット納品などのニーズにも対応。専門性の進化により、他にはない保管サービスを追求し続けています。

物流個性を熟知し、
高い保管品質を実現

50年以上の経験・知見を
集約した「物流個性」

ものづくりには、特有の保管方法が求められます。半導体や精密機器の部品といった電子部品は、技術の進化とともに、取り扱いが繊細かつ高度化しています。ものづくりの物流に半世紀以上、国内だけで1,900社以上の取引実績を有するアルプス物流は、電子部品それぞれ固有の特性に合わせた独自のノウハウや知見を集約し、「物流個性」と呼んでいます。この「物流個性」を捉えた高度な倉庫運用こそが、アルプス物流ならではの保管サービスの強みであり、部品メーカーや商社、そしてその納品先であるセットメーカーの皆様から物流パートナーとしてご指名いただく理由です。

製品ごとに違う
「商品特性」

アルプス物流独自の「物流個性」は、製品やお客様の特性を把握することから成り立っています。
一つ目が「商品特性」です。お預かりした製品の保管に関する取り扱いの専門性を表しています。たとえば、半導体の保管。温度や湿度、塵、埃、そして急激な温度変化の防止などもきめ細かく管理する必要があります。さらに、梱包を開けて必要なピース単位に小分けする際には、静電マットや作業衣、アースリストバンドなど、万全の静電気対策を行っています。また、端子が空気に触れて酸化しないよう、入庫時の真空パックを開封し、保管および輸送に適した封入を施し、再度真空パックする。そうした複雑な工程も自社で一貫して対応することができます。
アルプス物流は、お預かりする製品に合った「商品特性」を見極め、適切な取り扱いを実現できるよう、自社所有倉庫の設備を整えています。

一社ごとに違う「顧客特性」

二つ目の「物流個性」は「顧客特性」です。納品仕様は、納める会社が変われば大きく変わる。ラベルの貼り方やその位置の指定、納品書は梱包に同梱するか、外箱に貼るか…。国内1,900社以上の実績により、アルプス物流は多彩な企業の納品仕様に精通。一社一社独自の「顧客特性」に柔軟に対応できます。
アルプス物流が半世紀以上をかけて辿り着いた「物流個性」。その独自メソッドを駆使することで、高精度な保管サービスをお約束します。

ITを駆使した高度な在庫管理

物流個性に対応する、独自の情報システム ACCS

物流個性に対応した緻密な保管を支えているのが、ACCS(Alps Cargo Center System)。いわゆる倉庫管理システム(WMS)であり、アルプス物流が自社のノウハウを結集して開発した情報システムです。
入庫から出庫まで、多様な倉庫オペレーションを効率的に実行できるよう、お預かりした貨物のすべての情報を一元管理。適切な保管のみならず、在庫や出庫に関する帳票類の出力にも対応し、さらに納入先別出荷明細や長期在庫報告書など、お客様が必要とする情報をご提供します。
ACCSは多様な物流機能を提供する総合物流企業として、物流に携わるプロフェッショナルとして、お客様が求めるすべての機能を搭載しています。

生産管理の効率化に貢献するEDI連携

日々変化する市場において、需要予測を正確に行い、的確な生産・販売計画を立案する重要性は増しています。そのためには、自社の在庫を即座に把握する必要があります。ACCSはお客様の基幹システムとのEDI連携が可能。アルプス物流に入庫した時点から出庫まで、お客様は倉庫の状況とシステム内の情報をリアルタイムで把握することができます。各種データの共有が可能になり、入庫・保管・出庫の各工程のスムーズな処理を実現。使いやすいインターフェースを備えた物流データ管理システムを通じてスピーディな納品を実現できるだけでなく、生産計画立案や経営判断の迅速化をサポートしています。
アルプス物流はEDI連携により、シームレスかつタイムリーな倉庫情報をご提供し、お客様の競争力の強化に貢献します。

ピース管理に対応、
さらにフリーロケーション保管

保管管理を緻密化し、入庫から保管、出庫まで各工程の情報を紐づけられるACCSがあるからこそ、ご提供できるサービスは多岐に渡ります。たとえば、電子部品などの多品種小ロット対応で必須となる「ピース管理」。カートン単位で入庫し、ピース単位で管理し、さらにピースをいくつかに分けて分割で出庫する。こうしたご要望にもアルプス物流はACCSで柔軟に対応します。
もちろん、ACCSのメリットは、ピースピッキングが必要な製品だけに限りません。スペース効率に優れたフリーロケーション保管を実現します。通常、物流企業の保管倉庫を利用する場合、スペースは一定量に定められているはずです。そのため保管量の増減により空きスペースが生じてしまうことも…。ACCSなら各種貨物のサイズ、流動する貨物量に合わせて柔軟に保管スペースを活用できるのです。
アルプス物流はACCSを駆使して、高精度・高効率・高品質な倉庫サービスをお客様にご提供します。

空きスペースを最小化して保管効率を高める

多彩な
自動化・省人化
ソリューション

電子部品の知見を活かしたカートン自動倉庫

アルプス物流が保管で追求しているのは、倉庫オペレーションだけではありません。先進技術を積極的に取り入れることにも注力しており、西宮倉庫では業界に先駆け、電子部品に対応できる最新マテハンを駆使した省人化倉庫の運営が始まっています。
自動倉庫自体は珍しくないと思われるかもしれませんが、西宮倉庫の先進性は電子部品に特化しているところです。繊細な電子部品だからこそ、入庫時も出庫時も「そっと運んで、そっと押す」という自動化が求められます。
お客様は日本全国から1,000社を超えるサプライヤーから部材を調達するセットメーカーです。小ロット・バラカートンの荷姿が多く、運用面でも入庫や出庫において全カートンにラベル貼付が必須です。このカートン自動倉庫により、スペースと人員を大幅に削減することが可能に。国内の生産工場だけでなく、海外工場へ輸出するストック&デリバリー拠点として西宮倉庫をご利用いただいています。