社会

社会貢献活動

基本的な考え方

アルプス物流グループの事業は社会基盤の上に成り立ち地域と密接にかかわっていることから、企業理念で「豊かな社会の実現に貢献」することを宣言しています。当社グループは、良き企業市民として外部の組織とも連携・協働を図りながら、社会課題の解決や、より良い社会の実現に向けて広く貢献していきます。

「サステナ提案活動」による従業員起点での地域貢献活動

当社は、2022年12月より新たに「サステナ提案制度」を設け、2023年3月までに約50件の活動提案がありました。従業員による拠点周辺の美化清掃活動や、マイ箸・マイコップの利用推奨などを通じ、従業員一人ひとりの意識啓発につながりました。

「サステナ提案制度」は貢献度、持続性、独創性、応用性の観点からサステナビリティ推進委員会事務局で評価を行い、高評価を得た提案者に対しては報奨金を授与しています。2022年度は金賞1件、銀賞4件、銅賞30件が授与されました。

事業所周辺の美化清掃活動

当社では、全国各地の営業所にて、周辺の美化清掃活動を実施しています。そこで働く社員の一人ひとりが、地域社会の一員としてきれいな街づくりに、できることから取り組んでいます。

規格外野菜販売会の実施

当社成田営業所では、22年11月から月に一度、障がいを持つ方を雇用するNPO法人が運営する無農薬・有機栽培農家による規格外の野菜販売会を実施しています。

従業員のひとりが、無農薬野菜は形が悪くて処分される野菜が多いことを知り、フードロス対策に貢献したいと考え、営業所内での販売会を提案し、実施に至りました。

また、販売会を通してNPO法人に携わる障がいを持つ方と営業所員との交流も生まれ、社会貢献の一翼を担っています。

生物多様性保全の取り組み

敷地内で「ノカンゾウ」育成

当社では、NPO法人鶴見川ネットワークと連携し、2019年より本社・横浜営業所の敷地内にてノカンゾウの生育を開始しました。

ノカンゾウは、花粉症の原因となるネズミホソムギ等に代替可能で管理も容易であることから、安全で生物多様性豊かな環境を創出できるとされています。6~8月に開花します。

「ジャコウアゲハ」及び「ウマノスズクサ」保全活動

当社では、2020年より本社・横浜営業所の敷地内にて、一部地域で絶滅危惧II類に指定されている「ウマノスズクサ」を育成しています。

ウマノスズクサは、同じく一部地域で絶滅危惧IB類に登録されている「ジャコウアゲハ」の幼虫が食草としており、この保全を目的にしています。2022年にはジャコウアゲハ50匹以上が孵化し、ウマノスズクサも増やしました。また、雨水タンクを設置し、栽培に活用しています。