新たなスキルをプラスして
将来は再びグローバル
物流の最前線へ
Y.H. 経営学部
市場経営学科 卒業
Interviewee 06

Assigned Abroad

まずは「物流の現場を知る」ところから

もともとは営業志望で就職活動をし、「形のあるものより形のないものを扱うほうが営業としては難しくてやりがいがありそうだ」と物流業界に興味を持ちました。アルプス物流の会社説明会で「若い時からチャンスがある」という言葉に惹かれ、当時海外へ拠点展開が活発な時期であり、「海外に行ける可能性が高そうだ」と考え入社を決意しました。入社後、まずは「物流の現場を知る」ということで、名古屋営業所の商品課で倉庫業務に携わりました。新人である自分が親と同じような年代のスタッフに指示を出す立場となり苦労はありましたが、様々な失敗を乗り越えてリーダーとして認めてもらえるようになりました。「倉庫作業工程の品質と効率を追求する」というアルプス物流の現場を学んだことは、その後の業務のベースとなりました。

入社3年目で
受けたタイ駐在のオファー

私が初めて海外の業務に関わったのは、入社3年目のことでした。タイのバンナ倉庫で新しいお客様を積極的に取り入れて、倉庫を立ち上げていた時期で、その応援メンバーとして先輩と一緒に現地に出張をしました。バンコク近郊にあるバンナ倉庫は、スワンナプーム国際空港にも近くタイにおける国際物流の要所に位置する拠点です。お客様から要望をヒアリングし、倉庫運用を構築、それを実現するため社内の情報システム部門のメンバーと倉庫管理システムをつくっていく。こうした新規倉庫立ち上げに関わる大部分の業務を任せてもらい、大いに勉強になりました。約3カ月の出張を終えた頃、「現地へ赴任しバンナ倉庫を成長させないか」というオファーをもらいました。日頃から「いつでも海外に行きますよ」というアピールをしていた私ですが、まさか入社3年目で駐在できると思わなかったので大変驚きました。

Interviewee

06

タイでの経験を踏まえて
次のステージへ

小学生から中学生時代にかけてタイに住んでいたので、タイ語も話すことができ、ある程度わかっているつもりでした。ところが、実際に仕事をするとなると、戸惑うことが多くありました。「人をすぐに受け入れてくれる」「温かい人柄を持つ」という良い国民性ですが、日本人とは違った労働観や人生観を持っています。そのため、タイで仕事をするためには、一緒に働くパートナーを理解する姿勢が日本で働く以上に求められます。私は現地の倉庫スタッフはもちろん、お客様のキーパーソンと良い関係をつくるように努めることで、タイでの仕事を円滑に進めることが出来ました。バンナ倉庫での約5年半、タイで生産される自動車やエアコンに使われる電子部品の物流業務を通して、輸入、保管、輸送と広く物流を学ぶことができました。現在私は、本社で新規のお客様への拡販を担う営業推進業務に携わっています。新しい業務への挑戦ですが、タイでの経験に営業や輸出入のスキルをプラスし、将来は再び海外に飛び出しグローバル物流の最前線で活躍したいと思っています。

アルプス物流 創立50周年にはタイからビデオメッセージを

学生の皆さんへのメッセージ

海外での活躍を志望する人に伝えたいのは、語学力は最低限あるべきですが、「海外へ行った者勝ち」ということ。私がタイに赴任したのは入社3年目のことだったので、知識も経験も少なく不安も多くありました。ただ、自分が出来ることを常に考え、実行に移すことを継続した結果、多くのことをやり遂げることが出来ました。その経験を経て成長を実感することが、自信に繋がっています。前向な姿勢で色々チャレンジすれば、夢や目標に近づくことが出来ると思います。

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