10の国や地域を飛び回って
高精度な倉庫運用を支える
S.Y. 総合人間科学研究科
Interviewee 07

Assigned Abroad

入社2年目で香港の倉庫を体験

「海外で通用する力をつけることができる企業へ」と考えていたので、商社や物流会社を中心に就職活動を進めました。その中で、アルプス物流を選んだのは、「若いうちから海外勤務のチャンスがある」と聞いたからです。聞かされていた話に、間違いはありませんでした。入社2年目には香港に出張し、新規顧客の倉庫の立ち上げ業務に携わりました。この時は中国と世界の貨物の出入り口である香港の倉庫を肌で知るとともに、学生時代に留学したアメリカとは違った異文化を体験することができ、アルプス物流のビジネスがグローバルな環境で動いていることを改めて感じました。その後、これまでの15年間で30回以上は出張し10の国や地域(香港、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、アメリカ、ドイツ、チェコ、大連、東莞)での仕事を経験しました。

海外の倉庫システムをつくる大変さ

私が所属する情報システム部では、海外の倉庫や営業所で使われるシステムの開発や保守を担っています。倉庫管理システムを開発する流れとして、まずは新規の倉庫で「どのような製品を取り扱うのか、入出荷はどのように管理したいのか」といったお客様の要望を保管部門メンバーと共にお聞きし、作業内容を考えます。次に、そのアイデアを情報システム部がシステムとして形にしていきます。いかにお客様・保管部門メンバーとのコミュニケーションをとれるかが、良いシステムを作れるかどうかの鍵となります。海外の倉庫で使われるシステムをつくる時は、コミュニケーションをとるのに一層苦労をします。母国語が異なる者同士のコミュニケーション手段といえば共通言語の英語です。ただ、海外拠点は英語圏だけでないため、作業内容に精通した人が、英語が得意でない場合もよくあります。そのときは、相手が本当に求めているシステムの姿を掴むために、いろいろな角度から質問して相手のニーズを引き出すように努めています。

Interviewee

07

ドイツの駐在経験を経て、次の目標へ

私は入社10年目に、ドイツでの海外赴任を経験しました。客先の企業経営の基盤となる基幹系情報システムが、刷新されることになり、それにつながる当社の倉庫システムのインターフェースやデータの形式を新しくするというプロジェクトが立ち上がりました。その担当者として約3年間、ドイツに駐在しました。帰国後は、同じ部署の若手メンバーが担当者として手掛ける海外案件を取りまとめるリーダーとして仕事をしています。先日は、アメリカへ出張し、ドイツ駐在時に一緒に働いたメンバーと連携して、アメリカからEUに輸出する貨物向けのシステムを開発しました。このように当社の仕事は、国内と海外だけでなく海外と海外をつなぐ、グローバルな仕事もしています。しかしシステム面では、まだまだグローバルになりきれていない、改善すべきポイントがあります。たとえば、送る国と受けとる国の2拠点で二重に行っている作業など・・・。そうした問題を解消してグローバルな荷物の流れをより効率化するシステムづくりに挑戦したいと思います。

学生の皆さんへのメッセージ

アルプス物流は、「スキルアップしたい人を後押ししてくれる会社」です。研修制度は、非常に充実していて、プレ海外赴任が体験できる海外トレーニー研修のほか、語学検定などの資格取得に対しては、公的資格等取得奨励金の支給もあります。また最近は海外赴任候補者向けの研修もスタートしています。「グローバルに活躍できるビジネスパーソンになりたい」という人には、魅力的な環境が整えられていますよ。

他の海外赴任経験者